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2024.08.08

COLUMN

退職代行会社から退職の意思表示の連絡指示には従わないといけない?

従業員が突然欠勤し、連絡を取ろうとしたところ、退職代行会社から「今日付で退職したい。、本人には連絡しないでほしい。」と連絡がありました。
こういう場合、 退職を受け入れないといけないのでしょうか? また本人に直接連絡してはダメなのでしょうか?

弁護士以外の退職代行会社との交渉は行う必要はありません。 また、代行会社を介して退職手続きを行うという決まりはないので、直接 本人に連絡を取り手続きを進めることも可能です。
退職代行サービスとは、会社と本人の間に入って退職の申出や退職手続きの補助を1回数万円で代行してくれるサービス です。
ただ、このサービスは、退職日の交渉や未払い残業代の請求、年次有給休暇の買取などの交渉は、弁護士以外は行うことはで きません。
そのため、退職代行会社がこれらを伝 えてきた場合は、「本人と直接話します」と言って交渉を断ってかまいません。

しかし、退職代行を使うほど本人の精神状態が疲弊していると考えると、今後、本人に連絡がつかなくなることが予想さ れます。
そのことによる返還物などへの影響を考 えると、代行会社を窓口にするのも一つの手かも しれません。
ただ、代行会社を使用するような人を採用した責任や、代行会社を通してしか申出ができなかった社内風土を見直すいい機会かもしれません。

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